松茸の洗い方 香りが飛ばない方法とコツ!石づきの取り方は?
松茸がおいしい季節ですね。
せっかくの松茸、おいしく食べたいですよね。
でもめったに手に入らないので洗い方がわからなくて困っていませんか?
松茸の汚れはどこまで落としたらいいの?
香りが飛ばないような洗い方って?
きのこって水洗いしちゃダメっていわれているけど松茸も同じなの?
石づきの取り方はどうしたらいい?
わからないことがいっぱい…。
そんな疑問に私の失敗談を交えてお答えします。
松茸の洗い方 汚れはどこまで落としたらいいの?
松茸は洗い方ひとつでおいしさが変わってしまうデリケートな食べ物です。
とはいえ、汚れはどこまで落としたらいいのか迷ってしまうかもしれませんね。
松茸は洗うというより、キッチンペーパーやふきんで汚れをふき取る程度にしましょう。
まわりの皮がはがれないように、あまり力を入れずにやさしく拭くのがポイントです。
皮の部分もうまみたっぷりでもったいないので…。
乾いたキッチンペーパーで取れない汚れは、濡らしたキッチンペーパーやふきんをかたく絞ったもので拭いてくださいね。
普通のキッチンペーパーだと濡らして絞ると破れてしまうので、私はクックアップという商品を使っています。
でも、拭いただけでは笠の裏側の細かい部分や軸の溝の部分の土が残っているときがあるんですよね。
指先で頑張ってもなかなか取れない。
そんな時、私が使ってみて良かったのが歯ブラシです。
もちろん新しいやつですよ!
歯ブラシでササッと掻き出すと簡単にきれいになります。
これで基本の洗い方はマスターです。
松茸の汚れはどこまで落としたらいいか迷ったら、とにかくやさしくというイメージを持っておくと間違いありません。
松茸の香りが飛ばない方法 水洗いする場合のコツ
松茸は基本的には水洗いはしないほうがいいです。
なぜかというとせっかくの松茸の香りが飛んでしまうから。
焼いたときの食感も水っぽくて残念な感じになってしまいます。
これは実際に食べ比べたことがあるので間違いないです。
でも例外が2つあります。
土の汚れがひどくて拭いても落ちない時と虫食いの跡があったときです。
土汚れがひどい時
キッチンペーパーで拭いても歯ブラシを使っても取れない土汚れがある時は、水洗いするしかないです。
以前松茸はに水洗い厳禁だと思って土が多少残ったまま焼いたことがあったんですが、じゃりじゃりした食感でとても食べられたものではなくて大後悔したことがあります。
でも普通に水洗いしてしまうとスポンジのように水をグングン吸ってしまうので、ちょっと工夫が必要です。
ポイントは塩水で短時間!
なぜ塩水を使うかというと松茸の身が引き締まって水分を吸い込むのを抑えてくれるからです。
- 水1Lに大さじ2杯の塩を入れた塩水を作る。
- 汚れたところをねらってササッとできるだけ短時間で洗う。
- 乾いたキッチンペーパーで水分をふき取る。
これで水っぽさはだいぶ抑えられ、香りが飛ぶのも最小限にすることができます。
虫食いの跡がある松茸
虫食いの跡がある場合は塩水につけて虫出しする必要があります。
(虫食いは松茸を半分に割ったとき、軸に細い溝が何本もあるのですぐにわかります。)
縦半分に切って塩水に20分くらいつけておきましょう。
これはもう水っぽくなるのは割り切るしかありません( ̄▽ ̄;)
だって虫も一緒に食べるよりはましですよね。
網焼きとかは諦めて松茸ご飯とかにしちゃいましょう。
松茸の石づきの取り方
松茸の石づきってどの部分かわかりますか?
軸の下の方のかたい部分です。
たまに石づきの部分を包丁で横にザクっと切り落としちゃう人がいるんですけど、それはとってももったいない!
石づきは表面を削り落とすだけで十分です。
カッターで鉛筆を削るように包丁を動かすと簡単に取り除くことができます。
もし削ったとき表面に無数の穴が開いていたら虫食いの跡なので、上に書いてある方法で虫出ししてくださいね。
まとめ
- 基本は水洗いせずにキッチンペーパーやふきんで拭く
- 土汚れがひどいときは塩水で短時間で洗う
- 虫食いの跡がある場合は諦めて塩水につけ置きして虫出しする
- 石づきはカッターで鉛筆を削るように取る
秋の味覚の松茸。上手に洗って香りのよい松茸料理を味わいましょう