生チョコを冷やす時間の目安は?冷蔵庫や冷凍庫で固まるまでどれくらい?ラップは必要?
生チョコを作るときって冷やす時間がどれくらいかかるのか気になりますよね。
シンプルなレシピなら生チョコが固まる時間は1時間半~3時間です。
生チョコをどれくらい冷やすか、時間は好みや材料によっても変わってきます。
まずは1時間半のアラームをかけて、様子を見ながら時間を追加するといいですよ。
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この記事では、生チョコをどれくらい冷やすかの時間の目安の他にも
- 冷やす時間がないときは冷蔵庫じゃなくて冷凍庫を使っても大丈?
- 生チョコを冷やすときはラップが必要?
についても詳しくお話ししていきますので、参考にしてみてくださいね。
生チョコはどれくらい冷やす?冷蔵庫に入れたときの時間は?
生チョコはどれくらい冷やすかというと、冒頭でもお伝えしたように、冷蔵庫に入れてから1時間半~3時間が目安になります。
これはシンプルにチョコと生クリームだけで作った場合です。
とはいっても、1時間半と3時間ではかなり冷やす時間に幅がありますよね。
これはなぜかというと、どれくらいの固さの生チョコを作りたいかによって変わってくるからです。
柔らかめに作りたければ1時間半でできるし、固めに作りたければ3時間かかります。
でも一番最初に作る時は、生チョコをどれくらい冷やすのがいいか、自分でもわからないですよね。
そんなときは、1時間半たったら一度柔らかさかを確認してみましょう。
もう少し硬めがいいなと感じたら、少しずつ冷やす時間を伸ばしていくというようにすれば失敗なくできますよ。
いきなり3時間でやってしまうと、思ったより硬めの生チョコになる可能性があります。
生チョコが固まるまで3時間以上かかる場合もある
チョコと生クリームだけのシンプルなレシピなら、冷蔵庫に入れてから固まるまで長くても3時間くらいです。
ですが、チョコと生クリームとそれ以外の材料(はちみつ、水あめなど)を使ったレシピの場合、冷蔵庫に入れてから固まるまで6時間以上かかるものもあります。
はちみつなどが加わるとそれだけ水分が増えて固まりにくくなるので、冷やす時間も多くかかってしまうんです。
普通のチョコの代わりにホワイトチョコを使うレシピもありますが、その場合も冷やす時間は長くなると覚えておきましょう。
ホワイトチョコは普通のチョコよりも油分が多いので、固まりにくくなるためです。
普通のチョコと生クリーム以外を使うときは、レシピに書いてある時間を目安にすると失敗がありません。
柔らかめが好きなら、書いてある時間より短めにタイマーをかけて、途中で様子を見てみるといいですよ。
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生チョコを冷蔵庫に入れるときの注意点
いくら時間がないときでも、生チョコを冷蔵庫に入れる前に粗熱をとることは忘れないようにしましょう。
手でさわれる温度になるまで、10分~20分程度は待ち時間をとることになります。
チョコレートは温度差にとっても弱いので、結露して水滴がついてしまうと途端に味が落ちてしまうんです。
それに、冷蔵庫全体の温度が上がってしまうと、生鮮食品が傷む原因になったり、冷蔵庫の温度を元に戻そうとして電気代が余計にかかってしまうこともつながります。
どうしても、時短で作りたいというときは保冷剤を使って粗熱をとってもいいのですが、室温でゆっくり時間をかけて温度を下げていった方が仕上がりもキレイになりますよ。
時間に余裕がある時は、冷蔵庫の温度も生チョコを作る時だけ設定を弱にしてゆっくり固めてみてくださいね。
生チョコを冷凍庫で冷やすのはアリ?固まるまでどれくらい?
生チョコを作りたいけど時間がない!そんなときに思いつくのが冷凍庫で冷やす方法ですよね。
結論からいうと、生チョコを冷凍庫で冷やして作ることはできます。
ゆっくり冷やした方が美味しくなるので、あまりおすすめではないですけどね。
生チョコを作る時に冷凍庫で冷やすと1時間くらいで完成します。
その代わり、生チョコの表面がデコボコしたまま固まってしまって、見た目があまりよくないものが出来上がる可能性があります。
自分で食べるのなら時短でできるので、冷凍庫を活用するのはアリですね。
冷蔵庫で冷やしていた生チョコを早めに食べたいけど、なかなか固まらない!ってときに、途中で冷凍庫に移してしまうというワザも使えます。
冷凍庫に生チョコを入れたまま忘れて放置してしまうと、すぐにカチカチになってしまうので、タイマーをかけておくことをおすすめします。
もし長時間入れ過ぎたときは、いきなり常温に出すと温度変化が激しすぎるので、野菜室に入れて柔らかくなるのを待つといいですよ。
生チョコが固まらない理由
レシピ通りに作っていれば、普通のシンプルな生チョコなら3時間、他のものが混ざったレシピでも一晩あれば固まるはずです。
一晩たっても固まらないとなると、それは失敗している可能性がとても高いです。
生チョコが固まらない理由は大きく分けて5つあります。
チョコと生クリームの割合を間違えている
生チョコを作る場合、チョコと生クリームの割合は2:1です。
この割合より生クリームが多くなっていませんか?
生クリームを多めに入れてしまうと、どんなに冷やす時間を追加しても固まらなくなってしまいます。
この場合は湯せんで溶かしたチョコを2:1になるように加えると、ちゃんと固まるようになりますよ。
最初に入れた分量を覚えていないときは、少しずつチョコを加えて様子を見てくださいね。
植物性のホイップクリームを使っている
生クリームの代わりに植物性のホイップクリームを使っていませんか?
一見生クリームと似ているので間違えて使ってしまっていることがあるかもしれません。
よりコクがあっておいしく作るには、脂肪分が40%以上の生クリームを使うのがおすすめです。
\飲みたいほど美味しい生クリーム/
植物性のものや牛乳を使っても生チョコを作ることはできますが、生クリームよりも固まりにくいことがあります。
そんなときは、チョコと植物性のホイップクリームの割合を2.5:1になるように、湯せんで溶かしたチョコを加えてみると固まりやすくなりますよ。
水分が入ってしまった
材料を入れる前のボウルが濡れていませんでしたか?
乾いたボウルを使っていたなら、湯せんをしているときに蒸気が水滴となって材料に混ざってしまったということも考えられます。
少しでも水分が入ってしまうと、材料が分離してしまって固まらない原因になるんです。
チョコや生クリームを入れる前にボウルが水で湿っていないかの確認は必ずしましょう。
湯せんするときにお湯を入れるボウルはあまり大きすぎるものは選ばないことも大切ですね。
湯せんの温度が高すぎた
チョコを溶かすときに使うお湯の温度は50℃前後が目安になるのですが、熱湯に近いものを使ったりしませんでしたか?
時間がないから急いでチョコを溶かそうとして、高い温度で湯せんしてしまうとチョコの油分が分離してしまいます。
この分離したチョコを使って生チョコを作ろうとすると、一晩たっても固まらないという現象が起きることがあります。
面倒でも温度計を使ってしっかりお湯の温度を測ることが大切です。
設定温度になるとアラームでお知らせしてくれる温度計があると便利ですよ。
コーティング用のチョコを使ってしまった
生チョコを作る時にわざわざコーティング用のチョコを買うことはないと思うのですが、前回使った残りのチョコを使うときには、コーティング用じゃないか確認した方がいいですね。
コーティング用のチョコはテンパリングが必要ないので便利なのですが、生チョコを作るのには向きません。
生チョコが固まらないときの対処法は?再利用できる?
チョコと生クリームの割合が間違えていた時はチョコを足すことで固まるようになるのですが、その他が原因のときは再利用して固めることは難しいです。
だからといって、そのまま捨ててしまうのはとてももったいないです。
そんなときの対処法としてこちらの記事の後半に超簡単なアレンジレシピを載せているので、参考にしてみてくださいね。
生チョコを冷やすときラップは必要?
生チョコを冷やす時はラップを使った方がいいです。
チョコは匂い移りがしやすいので、そのままの状態で入れると冷蔵庫の中の匂いを吸着してしまって、美味しさが半減してしまいます。
それに冷蔵庫の中はとても乾燥しているので、生チョコの表面の乾燥を防ぐという意味でもラップはかけておきましょう。
生チョコの表面にラップが付かないようにふんわりかけるといいです。
ラップの代わりにアルミホイルをかけたり大きめのフリーザーバッグに入れてしまってもOK。
ふた付きバット使ったり、タッパーなら最初から蓋が付いているので便利ですね。
ラップにこだわらずに乾燥が防げるようなものなら何でも大丈夫ですよ。
補足情報になりますが、チョコを流し込む容器にあらかじめクッキングシートやラップを敷いておけば、生チョコができたあとの扱いがとてもラクになります。
どちらかというと、しわになりにくいのでラップよりはクッキングシートの方がおすすめです。
業務用ならコスパがよくて、なかなかなくなりません。
まとめ
生チョコを冷やす時間は1時間半から3時間ですが、好みの柔らかさになるように加減してみてくださいね。
チョコと生クリーム以外の材料を使ったときは、固まるまでの時間が長めになることを覚えておけば慌てなくてすみます。
冷蔵庫で冷やす時は、ラップなどをかけて乾燥しないようにすれば美味しい生チョコができあがりますよ。